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「Giver」になろう!

アダム・グラントの「GIVE&TAKE」

ペンシルベニア大学の心理学の教授であるアダム・グラントの「GIVE&TAKE」を読んだことありますか?簡単に言うと、何か相手のために行動できるチャンスが目の前にある時で、
それが5分以内に完了できる時には、それをすぐにやることで、成功に近づくことができる・・・と「Giver」になることを勧めている書です。

アダム・グラントの「Giver、Taker、Matcher」の定義は以下です。

  • Giver(ギバー:与える人)…見返りを求めず、相手に与えるタイプ
  • Taker(テイカー:奪う人)…自分の利益を優先するタイプ
  • Matcher(マッチャー:バランスをとる人)…損得を考え、双方の帳尻を合わせるタイプ

あなたは「Giver」?「Taker」?

私自身、この書と出会う前からずっと「Giver」になることを心がけて来ました。
今でも何か依頼を受けた時に最初の言葉は「喜んでご協力させていただきます」と決めています。
世の中にはどうやら「Giver」よりも「Taker」が多いような気がします。あなたのまわりはどうですか?

そして日本の企業ではどうやらすぐに結果の出る「Taker」気質の方が出世しやすいようです。
そして大した変革もなく袋小路に陥っているのが多くの日本企業の実態ではないでしょうか?
「失われた30年」と言われていますが、その本質がこんなところにあるのかも知れませんね。

「Give」することで「Take」できる

私は常に「Give」に徹し情報を発信しつづけることで、逆に多くの情報を「Take」できるようになりました。
正確には「Take」というよりも、自然にどんどん情報が集まるようになってきた実感があります。
このことはこれまで様々な仕事(特に新しいチャレンジ)を成功に導く上で大きな助けになってきました。
それに加えて、今行っている大学での講義や地方自治体での活動、様々なベンチャーの支援などはすべて私が「Giver」として関わった方々からつながってきたものです。

日本社会にもっと「Giver」を増やすことが出来れば、きっと日本も変われると思います。
また「Giver」に徹することによって皆さんは素敵な人と出会うことができ、豊かな生活(Well-Being)を送ることが思います。

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    hiroyuki komiya

    直近はDXを支えるAI、IoTなどの技術開発部門を担当。
    現在はエバンジェリストとして、各地で講演活動を行っている。
    DXをビジネスとITの両面から追求。
    中小企業診断士であり、大学講師や自治体のDX委員などを兼務。
    業界を横断した様々なコミュニティを通じて、幅広く活動している。
    本職はミュージシャン、高木和弘後援会会長。

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